参加者による会場当日質問

【パブコメ実施のルールについて】

 都の「新たな長期ビジョン」についてはパブコメの募集がないという話がさきほどの講義にありましたが、他の場合はどうなんでしょうか?これについては今回募集がないということですが、どういう基準でパブコメを募集する・しないという風にしているのですか?基準があるのなら教えてください。

 大抵、計画はパブコメを通すものですが、制度として(何か基準やルールがあってそれに沿って)パブコメを募集しているはないのではと思います。きちんとした制度になっているのかはちょっと理解できていません。

パブコメを募集している時間がないというところなのかもしれませんが募集すべきだし、きちんと有識者の懇談会をやって計画を練るべきだと思います。庁内だけで英知を集めたって限界があると思いますから。

 

基本的にはパブコメは募集するのが普通ですが、(絶対的なルールではないようなので)、実施しないこともあります。私はそれは石原都政の悪い名残なのではないかと思っています。

 

パブコメの状況について他の方の意見

以前自分が係わっていた件で、都が募集しても意見がぜんぜん集まらなかったことがあった。広報にも問題があるが、知ろうとしない都民にも問題があると思った。せめて月初めにでる都の広報はよまないといけないと思う。(パブコメの募集は都のHPにもでます)

 

 パブコメ実施のルールについて、調べていたのですが、いまいち分かりません。今一度教えてください。

 一応策定方針には、「都民の意見を聞くことと」いうくだりはありますが、今は聞く仕掛けが何もできていないので必ず聞くということになっていません。都庁の職員が「都民の意見とはどんなものか」を想像してビジョンやプランを出しているという状態です。

 

 

【東京の法人事業税の一部国税化について】

 先ほどの講義で法人事業税の一部国税化の話がありましたが、それは誰が国に提案したのですか?

実態がよくわかりませんので教えてください。またどういういきさつでそうなったのか教えてください。

 これは法人事業税の一部を一度国税にしてから他自治体の財政調整に使う仕組みです。

地方交付税だけでは税制の偏在の是正がなされておらず、地方交付税は総額が確保されないので税収が多い大都市の税収から国がとって他自治体に振り分けることになりました。福田内閣時代に地方から出た不満に対する暫定的な措置でしたが、いまだに残ってしまっています。税収が突出しているのは東京しかないから東京が損をする仕組みになっているのです。

石原都知事はそれをあっさり国から受けてしまったという経緯があります。

(国の抜本的な税制改革が行われないとそのまま続くのでは。)消費税増税がこの仕組みをなくすチャンスのひとつだが、実際どうなるかは不明です。

 

 

【政治家数のパワーゲームについて】

 先ほどの講義の中にあった数のパワーゲームが終焉する状況になりつつあるということについて、これがよいことなのか悪いことなのかを改めて考えたいです。確かに、1人が裏切って条例が否決されるとかそいうのはばかばかしいが、党派での政治ではなく、議員が自分で考えて最善の選択をすることについてはよいことという考えもあります。その点をどう思われますか?

 よい面と悪い面があると思います。この4年を考えると、パワーゲームで散々騒いだあげく、得たものの効果が小さかったのではと思っています。(省エネ条例・築地移転の肯定など)政治家がそういう点にだけエネルギーを費やす政治とはいかがなものか?事の重要性とは関係がないように思いました。都議会で二大政党の状態にする必要はないというのが自論です。

 

 

【オリンピックと開発について】

Q 都ではオリンピックが来ないなら、開発やめたり、変更したりと頭切り替える状態になっているのですか?仮に来ないとしたらどうなるのか?その場合は都政は何を羅針盤にして動くのでしょうか?

 五輪が来たら再開発にはずみがつきます。はずみがついちゃいけないという人もいますが・・。そもそも五輪が来ない場合には五輪に投入する人材に別の仕事を与えないといけないけど、その場合できることが変わってくるという点があります。

 

 

【少数会派の存在意義】

Q 少数会派の存在意義についてどのように思いますか?一般市民にはなかなか見えてこないのですが少数会派から大会派へ、自身の政策を実現するような働きかけが普段から普通に行われているものなのでしょうか?

委員会などでは大会派の主導で討議が一方的に進んでいってしまうのではないでしょうか?

 それぞれの場合、状況によりますが、むしろ大会派から少数会派に意見の調整を働きかけることのほうが多いと思います。

委員会では本会議と異なり、たとえ一人会派でも自由に質問ができるのでその点は問題はないです。本会議では一人会派の場合は年1度だけしか質問できない。

 

 

【討議する議案の決め方】

 以前委員会の見学した際「議案」があらかじめ決められ、その議案があがったのかあがらないのかもよく分からないうちに、即承認される状況だったことに違和感を感じました。議案は議会運営委員会で決められるが議会運営委員会ではただ読み上げてそれに「承認」と言うだけでした。

議案自体はどこで決められているのかというと非公式の理事会で決められます。そういう感じでは委員会の公平性が担保されれているとは到底思えないのですが、実際はどうなのですか?

 流れを説明しますと、議案は議会の告示の1週間前に各会派に通達されます。(都政新報にはその数日後に載ります)

なので議員はどのような議案がでるのか事前に理解しています。

都民に明らかにされるのは告示後です。なので会派ごとの公平性はとれています。

 

 議案を出せる会派は制限がありますか?

 11人以上ではないと議案は出せません。

 

 

【議員定数是正について】

Q 都議会議員の定数是正の件について教えてください。

都議会では一票の格差がすでに存在している

 都でも人口に対して一票の格差が確かにあります。(今日は細かい資料が手元にはありませんが)ほっといてよい状況ではありませんが、今は違憲判決がでていないので、そのままになってしまっています。前回なぜ定数是正しなかったのか?課題にはなっていましたが各会派の折り合いがつかなかったようです。

 

 是正されて議員が減ってしまった地区は結構深刻な問題です。今の構図を見ると単純に人口が多いから議員も多いとはなっておらず、今の区割りにはそれなりの歴史的なものがあるように思いますが、どういうことが反映しているのでしょうか?

 定数是正の問題は「くびを自身で切る」話なのでこれを話し合う議員自体がかなりシビアになり、ちょうど引退する人がいる場合、その選挙区の定数を減らすというようなタイミングを見計らうことが多いです。そのため、なかなか定数の是正が進みません。

 

 

【都構想について】

 橋本維新の都構想についての考えを教えてください。

 大阪・堺市民がどう選択するのかはわかりませんが導入するだけ無駄・やめておいたほうがよいというのが私の意見です。やるだけ無駄です。今のままで十分だと思います。(政令指定都市)

今、東京都で都区制度が問題になっていないのは税収が十分にあるからで、大阪には税収が東京に比べてないので必ず問題になってくるでしょう。東京都と同じ状況にすると区が税収的に立ち行かなくなって、自立した自治体として運営してゆけないと思います。

 

 

【委員会中継について】

 委員会中継について今は実現されていないが、中継するようにするツールはないのでしょうか?

 今まで自民党の中でもそう思って主張した人はいたが実現しないままずっと過ぎてしまっています。私もそのくらいやればよいと思うがいっこうに話は進みません。


 

 委員会の討議内容がただの事前の原稿の読み合わせにすぎず内容がお粗末なので、都民に知られたくない、出したくないのでは?という考えを聞いたことがあるがそういう事情もあるのではないでしょうか?

 現状の状況でいることが、議員に不利益になるようなキャンペーンを張ってゆくことが必要かもしれません。逆手にとっていかないと駄目だと思います。